これぞ楽園? 手作り「オルタナティブフェス」(1/2ページ)2010年9月20日10時46分 「なんとかフェス」のステージは地べたに畳。演奏が終わると急に静寂に包まれ、虫の声と川の流れが聞こえてくる 就職氷河期世代が作るかき氷。質素ながら出店もたくさんあった=いずれも近藤写す 夏の恒例となった野外の音楽フェスティバルに、変化の兆しがある。といっても、有名ミュージシャンを呼んで数万人規模の聴衆を集めるメジャーなフェスの話ではない。「自分たちの祭りは自分たちで創(つく)る」と小規模・手作りで楽しむオルタナティブ(もうひとつ)のフェスティバルがブームになりつつあるというのだ。 JR長野駅から鈍行に乗り換え安茂里駅で下車、徒歩で山の中に入る。狭い林道を登って小1時間、汗で全身から塩を噴き、やっと遠くからバンドの音が聞こえてきた。8月20日から3日間にわたって開かれた「なんとかフェス」の会場にたどり