元・放射線医学総合研究所主任研究官の崎山比早子氏は2011年5月22日、都内で開催されたシンポジウムに参加し、東日本大震災で大きな被害を受けた福島第1原子力発電所から放射性物質が漏れ広範囲に飛散していることに対し、専門家らが「直ちに健康に影響はない」と発言したことについて「放射線には安全量がない。(晩発障害に言及しないで)安心安全と言うのはおかしい」と述べた。 崎山氏は元・放射線医学総合研究所主任研究官。現在は高木学校で原子力教育などに携わっている。この日は、「オペレーション・コドモタチ」と題するシンポジウムに登壇者として出席。放射線が身体に与える影響について語った。 崎山氏は、福島県福島市の放射線量について「高いですね」と述べ、放射線の影響について「ないとは言えない」との認識を示した。これを受けて出演者から「どの程度のリスクがあるのか」と問われると、崎山氏は「それは線量に応じてあるが、放