三嶋2度目登板も5失点「走者出てあたふたした」
国民の視線は理化学研究所の小保方晴子・研究ユニットリーダー(30)の口元に注がれた。「申し訳ありませんでした」。9日の2時間半を超す記者会見。謝罪するか細い声は、STAP細胞の核心に近づくと「あります。真実です」と自信に満ちた。科学研究に関する会見が弁護団で固められる異例の展開。「悪意」の解釈などをめぐる司法的なやり取りは本質から逸脱し、細胞の真相は闇に沈んだ。 頬がこけ、少しやせた印象の小保方氏が代理人弁護士とともにホテルの会見場に現れると、無数のカメラのフラッシュがたかれ、シャッター音が響いた。部屋は小保方氏が自腹で用意したという。 1月の会見で話題になった英国有名ブランドの金色の指輪はなく、母親が購入したという濃紺のワンピースにシンプルな真珠のネックレスをつけていた。表情はどこかうつろで、緊張した様子もうかがえた。 会見では論文作成について「未熟だった」と述べ、涙に声をうわずらせなが
論文作成方法が「自己流だった」などとする弁明に、小保方氏の同僚からは「説明は納得できない」と厳しい声が上がる一方、「リケジョ(理系女子)」の後輩たちからは理研の対応を疑問視する意見も聞かれた。 小保方氏と同じ、理研の発生・再生科学総合研究センター(神戸市)に所属する研究者の一人は、小保方氏が捏造(ねつぞう)と判断された画像を「取り違えた」と反論していることについて、「『世紀の発見』のデータを取り違えるなど、常識的にありえない。とても納得できない」と指摘。その上で「不正を認定した調査委の最終報告は妥当だと思った。今日の会見を聞いた後も、その思いは変わらない」と話した。 別の理研関係者も「小保方氏の主張は科学の世界では通用しない」と手厳しい。「データが存在したとしても、他人に間違いを起こさせるような加工は改ざんに当たる」と述べ、さらに「(記録が不十分な)小保方氏の実験ノートでは、STAP細胞を
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く