そのまんまやないかい!って言いたいので。
著: 前田裕太 駆け出しの芸人として流れ着いた街 私が芸人を始めてから4年間過ごした場所が『高円寺』である。 新宿まで電車に乗れば数駅で着くし、自転車を使えば下北沢もすぐなので、その立地から、この街は、芸人や、バンドマンや、俳優などの夢追い人が闊歩している。私も、そのうちの一人だった。 噂には、この高円寺の下水は、夢破れた若人達の涙を使っていて、流しても流しても無限に水源があると言われている。 私が昔、番組オーディションを受けた時に、スタッフからボロクソに言われて流した悔し涙も、下水として再利用してくれているなら、あの涙も無駄ではなかったと思える。あくまでも噂なのだけれど。 この街に集まるのは、夢追い人だけではない。高円寺にかかる高架下には飲み屋がスクラムを組んで構えており、対峙するように、酔っ払い達がスクラムを組んで、勝者のいない押し合いの試合を夜な夜な繰り広げている。酔っ払い達が、高架
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