東京ゲームショウ2019にて、2020年初頭の発売が発表された『仁王2』。前回弊誌にて公開した試遊レポートでは、『仁王2』というタイトルが着実に前へ前へと歩みを続けているという事実を、読者のみなさまへ報告することができた。では一体、『仁王』というタイトルは何処へ辿り着こうとしているのか。『仁王2』プロデューサー兼ディレクターを務める安田文彦氏にインタビューを敢行した。 ───前作は構想から12年の積み重ねの末に世に送り出され、国内外で高評価を得ました。続編に対するファンの期待は高いと思われます。前作で築いた土台をもとに、続編ではどのようなことを目指しているのでしょうか。 『仁王』で良かった点を残しつつ、『2』の新しい良さを魅せることです。「変化」はダメだし、「劣化」は論外ですよね。「進化したな」と言っていただけるものを作りたいと考えています。 ───前作は序盤までボスの難易度がやや高く、ク