ブックマーク / massarassa.hatenablog.com (1)

  • 風船 - ひとつ恋でもしてみようか

    橙色のゴム風船が駅東口の吹き溜まりで風に巻かれ行き場をなくしていた。仕事に向かう恋人を改札で見送り、自宅に戻るときに見た光景。多分どこかの店頭で柱なんかにくくりつけられていたやつが、なにかの拍子で転がってきたんだろう。なんとなく目が離せなくて、駅に向かう人たちの流れのなかで、立ち止まってしまう。 うんと幼いころ、父とふたりで祭りに行った。父は風船を買い与えてくれた。帰り道、嬉しくてその青い風船を振り回した。すると手から離れた風船は、夕焼け空に飛んでいってしまった。嬉しかった分、とても悲しかった。父は慰めるどころか僕を叱った。怒鳴られたのは、あれが最初で最後だ。300円もしたんだぞ、と言われた。 あれから20年以上経った。あの風船の何百倍もの金を父は毎月送金してくれる。 飛べる風船と飛べない風船とがある。中に何が入っているかで、そいつが飛べるかどうかは決まる。そいつのなかに空気より軽い気体、

    風船 - ひとつ恋でもしてみようか
    ifttt
    ifttt 2017/02/09
    パンパンここジャパン!
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