今日、後楽園ホールのリングから、元世界チャンピオンの輪島功一さんらが死刑確定囚で長年冤罪を訴えてきた袴田巌さん(70歳)の救援のための「再審支援委員会」を発足させアピールをするという。事件から40年、元プロボクサーの袴田巌さんの苦境を知ったボクサーが声をあげ、巌さんの姉、秀子さんや、弁護士が語る機会を得ることを心から嬉しく思う。 私は、死刑廃止議員連盟(亀井静香会長)の事務局長として、自ら冤罪を訴え大量の手紙を書き続けてきたにもかかわらず、最高裁で死刑確定後に静岡地裁で94年に再審開始を認めず、04年に東京高裁で棄却されて、現在は最高裁で係争中の袴田巌さんの救援活動を支援してきた。袴田さんは、90年代の半ばから弁護士との面会を拒否し、さらには肉親である姉の秀子さんと会うことも拒否し始めた。 秀子さんから相談を受けてきた私は、秀子さんとの面会実現を法務省と交渉して実現をはかり(と言っても90