民主党が進める「議員連盟(議連)改革」の結果、同党単独の議連が47も新設され、民主党が掌握を目指す超党派議連のほぼ5割で会長が自民党議員から民主党議員へ交代したことが19日、分かった。民主党は与党の政治力を背景に議連活動の主導権を握りつつある。ただ、「改革」のあおりで議連活動が停滞し、議員外交に支障をきたす弊害も出ている。(原川貴郎) 民主党は政権交代に伴って、昨年11月、民主党議員の議員連盟活動は、原則として党単独議連によることが望ましいとの方針を打ち出した。 自民党政権時代は、多くの議連の会長を自民党議員が占め、自民党支援の業界団体と議連が結びつくケースも多かった。そこで、民主党は小沢一郎幹事長の主導で「議連改革」を打ち出した。各議連の主導権を民主党議員が握り、参院選などでの自民党との対決を有利に運ぶ思惑がある。 民主党の「議連のあり方検討チーム」(座長・伴野豊副幹事長)がまとめた議連