ブックマーク / objecthub.keio.ac.jp (1)

  • 五秘密曼荼羅 | Keio Object Hub: 慶應義塾のアート&カルチャーを発信するポータルサイト

    密教における代表的菩薩とされる金剛薩埵を中心に、欲・触・愛・慢の4つの金剛菩薩を配した五秘密曼荼羅図である。敬愛や滅罪のための修法である五秘密法の尊として使用される。欲・触・愛・慢という人間のもつ来の煩悩を象徴する菩薩と、不動堅固の菩提心(悟りを求めるこころ)をあらわす金剛薩埵とを同体とすることによって、欲望も浄化すれば清浄な菩提心となりうるというのである。その図像は、1つの大きな月輪の中の同一蓮台の上に五菩薩を集合させる。中央に、頭部に五仏宝冠をいただき、左手に五鈷鈴、右手に五鈷杵をとる金剛薩埵の坐像を白蓮華座上に置き、その周囲に、向かって左から、弓矢を持つ「欲」、金剛薩埵を両手で抱く「触」、摩羯魚幢を捧持する「愛」、二手金剛拳(慢印)を結ぶ「慢」の金剛菩薩を配している。その背後には外周に火焔をめぐらせた二重円光を描く。図は、さらに、画幅の四隅に、開敷蓮華を活けた花瓶を置く。全体に

    五秘密曼荼羅 | Keio Object Hub: 慶應義塾のアート&カルチャーを発信するポータルサイト
  • 1