まあ、1987年の国鉄の分割民営化で、そのようになったんだけどね。 で、国鉄改革の分割民営化のうちの分割化って、確かに地域ごとの分割だったんだけど、新幹線は別物として扱われたんだ。在来線は地域ごとに分割して、旅客会社(JR北海道、東日本、東海、西日本、四国、九州の6社)の所有となったんだけど、新幹線の所有権は旅客会社の帰属とならなかったんだ。このとき新幹線鉄道の所有は新幹線鉄道保有機構という国の機関に帰属し、新幹線の営業をする本州三社(JR東日本、東海、西日本)が、機構に対して、新幹線鉄道を使用することによって、貸付料を支払うという形を取っていたんだな。機構は貸付料の収入によって機構は旧国鉄から一部継承した約8.5兆円の債務の償還をするというスキームがあったんだ。 このように、新幹線については、在来線の扱いとは別物としているため、わざわざ地域ごとに分割する必要もなく、運行上の関係で、新幹線