PCに増設できるメモリの種類は、マザーボード上のチップセット、およびメモリ・ソケットに依存する。つまり、メモリを増設する際には、自分のシステムに搭載可能なメモリを見分ける必要があるのだ。現在主流となっているメモリの種類は、SDRAM、DDR SDRAMとDirect RDRAMに分けられる。まずは、この3つについて説明したい。 (1)SDRAM (Synchronous Dynamic Random Access Memory) 2001年の現在、PC搭載用のメモリとして、最も広く使われているのがSDRAMである。Pentium IIIやCeleron、Athlonなどのプロセッサを搭載したPCのほとんどが、メイン・メモリにSDRAMを採用している。SDRAMには、基本動作周波数に合わせて、66MHz、100MHz、133MHzに対応した3種類が存在し、それぞれPC66、PC100、PC1