岐阜県郡上市高鷲町の「花の駅・ひるがの高原コキアパーク」で、茎丈30~50センチで楕円(だえん)形に育った約3000株のコキアが一面を真っ赤に染め、来園者たちに秋本番を告げている。 コキアはアカザ科の1年草で、枝を束ねてほうきに利用できるため「ほうき草」とも呼ばれる。同パークは「ひるがの高原スキー場」を夏場に活用するため、昨年からコキア観賞施設として誕生した。 春に種をまいたコキアは7月に緑色に育ち、9月下旬から色づき始めた。13日は郡上市の保育園児64人が遠足で訪れ、もこもこした赤いコキアに大喜びだった。見頃は20日ごろまでという。 (2011年10月14日)