私がよく読み直すのは、4章の三宅なほみ先生の書いた部分です。ここには、「協調学習がなぜいいのか」、「よい協調学習を起こすためにはどんなことが必要なのか」がまとまっています。 例えば、協調的な学習環境が満たすべき条件としては以下にまとめられています。 ・目的の共有 ・初期仮説 ・多様な解法や結果の公開、共有 ・結果の統合(理論作り) ・多様な理論の公開、共有、統合 ・協調文化の形成 それぞれ細かくここでは説明しませんが、かなりよくまとめられています。近年注目されているワークショップについても、こうしたデザインの原則みたいなものは役立つように思います。 ちなみに、僕がこの本を学部の時に読んだ感想がパソコンに残っていました。箇条書きですが、こちらにも載せておきます。たぶん、個人的に面白いと思ったところをメモしたのでしょう。 ・記録と記録の共有という意味でのパソコンの持つ意味 ・何かが分かると話し