文庫というと、とかくライトな読み物で、新幹線でするっと読めてしまって目的地についたらポイというのが洒落た読み方だとするならば、昨今はスマホでの記事配信に押されて文庫が売れなくなったというのも分からないでもないんですよ。この連載を読んでる貴方、そう、あ・な・た、昔と比べて本を読む頻度は減っていませんか? 私は減っています。 でもやっぱり旅のお供に、うんこ中の暇つぶしに、育児や介護でイレギュラーに発生する暇な時間でも眼球から情報を脳内に送り込みたいと考えれば、どこでも手軽に読める文庫をさっと出せる環境って最高に良いですよね。私はわざわざ文庫をいつでも取り出せるようにウェストポーチをつけています。たいてい取り出すのはスマホだったりもするけど。 「死の商人」とネトウヨ(当時)に煽られたノーベル そんな本読みにお薦めするのは本書『面白すぎる天才科学者たち』(内田麻理香・著)です。いろんな文庫を乱読す
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