最近、「HSP(ハイリー・センシティブ・パーソン)」という言葉をよく耳にする。場の空気を読みすぎて疲れ切ってしまう人たち、感受性が強く人付き合いが苦手な人たちをいい、人気お笑い芸人たちの告白で注目されるようになった。4~5人に1人が該当すると聞けば、自分もそうなのかと思わないでもない。ネット上には自己診断できるサイトもある。まずはしっかり知ることからと思い、カウンセリングに取り組む関西大学の串崎真志教授(50)=臨床心理学=を訪ねた。(中部 剛) ■まず、HSPとはどういう人を言うのか、教えてください。 「他人の気持ちが気になる人って、いますよね。そうした繊細さと、音や光、においといった感覚の敏感さの両方を持ち合わせた人を『HSP』と呼びます。1990年代、アメリカの心理学者エレイン・アーロン氏が指摘しました。日本では、これまで集団になじみにくい人たちは随分辛抱してきましたが、つらい、しん
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