新型万能細胞(STAP細胞)を作製した小保方晴子さんの所属する理化学研究所などが、特許協力条約(PCT)に基づく国際特許を米国で出願していることがわかった。世界知的所有権機関(WIPO)のサイトで公開されていた。 小保方さんがかつて在籍した米ハーバード大学のブリガム・アンド・ウイメンズ病院、東京女子医大と理研が、遺伝物質などを外から入れずに万能細胞を作る方法について出願した。理研は「詳細は当面答えない」としている。 万能細胞では、特定の営利企業が特許を取得して技術を囲い込むことが懸念されており、こうしたことを防ぐ目的とみられる。