わたしの最高の1日、はじまり。 ふにっと口元にやわらかい感触。 その刺激で目を開くと、遅れて香ばしいにおいがした。 「おはよ……」 うまく言えてたかはわからないけど寝ぼけ眼でそう口を動かすと、わたしの口に当てられていた猫の肉球が退けられた。 わたしの毎日は、しあわせなこの時間で始まる。 もう習慣になっているポケモンスリープを止めて、猫にごはんの催促をされながらぼんやりとポケモンのリサーチをしようとスマホを開く。 時刻は朝 もっとみる
文と写真 古性のち 忙しさに追われ毎日を過ごしていると、ふと「私はなんのために頑張っているんだろう?」と思ってしまうことがあります。「このままでいいのだろうか」という漠然とした焦りや不安は、多くの方に覚えがある感情なのではないでしょうか。 写真家・コラムニストの古性のちさんも、そんな苦しさを抱えてきたひとりです。幼い頃から集団生活になじめず、「組織に属さないで個として生きていく」を目指してさまざまな職を経験してきた古性さん。しかし、晴れて独立を果たしても言いようのない不安や焦りは消えず……。そんなときに出会ったあるワークショップが、働き方や生き方の道標になったといいます。 人生を見つめ直し、自分が何を欲しているのかに気付くきっかけとなった古性さんの体験を書いていただきました。 ***私は今、岡山の港町と東京の、それぞれの場所に拠点を構えながら生活している。 五感を思いきり開いて創作をしたく
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