インドネシア・ジャカルタの裁判所で、公判に先立ち写真撮影に応じるパプア人活動家ら(2020年1月20日撮影)。(c)ADEK BERRY / AFP 【1月21日 AFP】インドネシアの首都ジャカルタの裁判所で20日、反逆罪に問われているパプア人の活動家2人が、伝統衣装のペニスケースを着用して出廷した。だがペニスケースを着用しないよう命じられたことから、2人は「人種差別」だと非難した。 公判は、2人がズボンを着用するまで審理を進めないとされたことから、こう着状態に陥った。活動家計6人に対する今回の裁判で、ペニスケースが原因で遅れが生じたのはこれで2度目。 パプア人の伝統の頭飾りをかぶり、顔には塗料を付け、体には英語で「猿」を意味する単語を殴り書きした2人は、数時間に及ぶ交渉の後、ズボンをはくことで渋々合意した。 活動家のうちの一人は、伝統衣装は「自身のアイデンティティーの一部」であり、「わ