東京 世田谷区の住宅で一家4人が殺害された事件は未解決のまま20年になります。高齢になった遺族は「犯人に、なぜ事件を起こしたのか問いたい」と話し、改めて解決を訴えました。 2000年の大みそか、世田谷区上祖師谷の住宅で、会社員の宮沢みきおさん(当時44)、妻の泰子さん(当時41)、長女で小学2年生だったにいなちゃん(当時8)、それに長男の礼くん(当時6)の4人が殺害されているのが見つかりました。 警視庁は、これまでに延べ28万人の捜査員を投入し、現場に残された犯人の指紋と照合した指紋は5000万件、DNAは130万件に上りますが、いまだ未解決となっています。 今月、取材に応じた宮沢みきおさんの母親の節子さん(89)は「いちばんの願いは、私が元気なうちに、犯人に自首してもらうことです。なぜこんな事件を起こしたのか、なぜ子どもまで殺したのかを問いたいです」と話し、改めて事件の解決を訴えました。