サラリーマンの平均年収は406万円 過去最大で下落率で、進む「給与崩壊」 民間企業で働く会社員やパートタイマーが年収が、最新データで平均で406万円となった。このほど発表された国税庁の「民間給与実態統計調査」で明らかになった。 前年よりも23万7千円も減っており、下落率と下落額のいずれでも過去最大となっている。内訳は、毎月の給与が350万円、ボーナスが56万円だ。 国税庁のこの調査については、1年半前にも当コーナーもとりあげだ。だが、2009年の最新データでは、さらに深刻となった「給与崩壊」が浮かび上がっている。 そこで今回、あらためて内容を細かく見ていこう。 調査は1949年から続いている。つまり2009年の変動が、半世紀以上にわたる民間給与の歴史における「大激震」であることが明白なのだ。 平均年収が最も高かったのは、1997年の467万円。これ以降、アメリカの不動産バブルなどで