「自分の人生を生きなさい」そのひとことが、僕の人生を変えた。 亡くなったきょうだいのためではなく自分のために、生きる。 逢った瞬間に「このひとと結婚するな」と思った。朝、透明な空気の中、我が家に響く音。 それは、ジューサーの音。 にんじん12本、グレープフルーツ2個、オレンジ2個、レモン1個。 特製ジュースを2リットル。 妻はボクのために、毎朝、作ってくれる。 ボク、金子哲雄の仕事はありがたいことに忙しくなり、妻はとにかく健康を心配してくれている。 人生のピークをなるべく遅くもってくる。できれば五十代。 そう思って生きてきた。一生働いていたい。 そのために、健康は不可欠だ。 妻が支えてくれるのはもちろん、健康だけではない。 仕事のことでアドバイスをくれたり、進む軌道を直してくれたりする。 今も、妻に言われたひとことは、ボクにとって、大切な指標。 「自分の人生を生