中学校の同級生から現金230万円を脅し取ったとして、千葉県警は15日、いずれも同県印西市の14歳の市立中学3年の男子生徒2人を恐喝容疑で逮捕し、発表した。 発表によると、2人の逮捕容疑は、5月2~12日、共謀して同級生の男子生徒(14)に校内で殴る蹴るの暴行を加えたり脅したりして、3回にわたり計230万円を脅し取ったというもの。2人は手に入れた現金を課金制のネットゲームなどに使っていた。「遊ぶ金がほしかった」と容疑を認めているという。 捜査関係者によると、電化製品を無理やり購入させて奪ったこともあった。被害生徒は現金を工面できず、保護者が仕事に使う資機材を買うために自宅に保管していた現金を持ち出していたという。被害生徒側が5月下旬に印西署に相談していた。県警は2人以外にも関与した生徒がおり、被害額がさらに膨らむ可能性があるとみて調べている。