秋冬商戦を迎え、NTTドコモ、KDDI(au)、ソフトバンクモバイルの3大キャリアがケータイの新ラインアップを発表。その大半をスマホが占めるなか、実はひっそりとガラケーの新機種も名を連ねていた。 ドコモからは昨年発表したモデルを踏襲した「N-01F」と「P-01F」、auからは「グラティーナ」と「マーベラ」、ソフトバンクからはカラーバリエーションが豊富な「カラーライフ4」と、画質に特化した「プレミアム10」という計6機種である。 3社がそろってガラケーの新機種を発表したのは久しぶりのことである。このスマホ全盛のご時世に、なぜこぞって新ガラケーを発表したのか? 青森公立大学経営経済学部准教授でモバイル研究家の木暮祐一氏はこう解説する。 「スマホでアプリやインターネットを利用するのは電車などの移動中が多いですよね。ですから、メインの移動手段が車という地方在住者には、スマホの必要性はそこまで高く