お守りを持っていたり冠婚葬祭に出ていれば無宗教とは言えないみたいな、そういう話を見ながら、この人はきっと「人が宗教を嫌う理由」を全然分かってないんだろうな、と漠然と思う。もちろん、言いたい事は分かるよ。人は社会の中で生きる上で宗教と無縁でいる事は難しいし、ましてや宗教的観念を持たずにいる事は不可能に近い。特定の宗教に属していないだけで、個々人にはそれぞれの宗教があるものだと思う。でも何と言うか、宗教という構造自体を好きには決してなれないんだよ。何故って、それにかぶれている人が身近にいるから。こればっかりは直接接した事のある人でないと分からないだろうけども、ある種の宗教家っていうのは、自分を神様に近づけようと必死になっているんだよね。徳を積み上げて、善いとされている事を手当たり次第にやって、「自分は昔と違う」みたいな事を思い込もうとする傾向がある。まあ、それだけなら別にいいんだけどね。でもそ