母の協力なしには家庭も仕事も回らないというワーキングマザーは少なくない。孫を預けることは親孝行の一環…と思う母親もいるようだが、実際はどうなのか。 サンケイリビング新聞社あんふぁん事業部の三山百合子編集長は、3世代間での育児サポートにおける意識を調査する中で、母子の関係をこう見る。 「孫を預けることを“親孝行”と考えているママも多い。一方遠慮してノーと言えない祖母は少なくない」 娘がずうずうしくなりすぎて、親側の不満が蓄積しているケースも見受けられるという。孫育ては祖母の義務ではないし、体力的にみても、「老後の趣味」程度のかかわりが理想。 実際、東京都港区の出版社に勤める女性(45)は、小2の息子の子育てに自治体のファミリーサポートや民間の学童保育、ベビーシッターなどをフル活用。近所に住む実母のサポートは受けていない。決して母娘の仲が悪いわけではないし、孫のことはかわいがってくれる。ただ専