改修工事のために休館していた「群馬県立近代美術館」(高崎市綿貫町、TEL 027-346-5560)が4月26日、改修工事を終え約2年ぶりに開館した。 群馬近代美術館は1974年に完成し、2006年12月の改修工事開始までの32年にわたり多くの美術展を開催してきた。同館を設計したのはポストモダンを代表する建築家、磯崎新さん(1931年~)で、磯崎さんが設計した美術館の中でも初期を代表する建築物として知られている。 「30年以上経って老朽化していたため、耐震補強工事、アスベスト除去、屋上などの防水工事、電気や空調の整備を行うとともに、展示スペース、エントランスホール、講堂をリニューアルした」(同館担当者)。設計監理は「磯崎新アトリエ」(東京都港区)。 リニューアルを記念して開催する「磯崎新 七つの美術空間」展では、磯崎新さんが1960年以降に手がけた7つの美術館のオリジナル図面、ドローイング
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