タグ

2008年6月9日のブックマーク (1件)

  • 大阪府知事と文化の関係 - てつりう美術随想録

    2005年4月9日のことだ。決して広いとはいえないザ・シンフォニーホールのステージ上に、溢れんばかりの楽団員が勢揃いした。彼らが奏でるのは、リヒャルト・シュトラウスの『アルプス交響曲』。長大な演奏時間と、ひとつのオーケストラではまかないきれない大がかりな編成を必要とする作品である。めったに演奏されない曲とあって、ぼくは喜び勇んで聴きに出かけた。 オーケストラの名前は、大阪センチュリー交響楽団。その日がちょうど第100回目の定期公演だった。足りない奏者を補うべく、東京都交響楽団との合同演奏のかたちで実現したこのプログラムは、彼らがこれまで築き上げてきたものがいかに実を結びつつあるかをじゅうぶんに示してくれたし、これから将来に向けてどのように発展していくのか、大いなる期待を抱かせてもくれた。 だが周知のとおり、この気鋭のオーケストラが危機に瀕している。大阪府からの補助金が大幅に減額されることが

    大阪府知事と文化の関係 - てつりう美術随想録