まさかの珍プレーだった。2日に行われた交流戦、DeNA−ソフトバンク戦(横浜)の七回2死満塁、1点ビハインドのソフトバンク・柳田の打球は二塁近くにいた渡田塁審に当たり、センター方向に転がった。三塁走者が生還、逆転となる二塁走者も生還したが、球審は「ボールデッド」を宣告。1点しか認められなかった。 問題が起きたのはこのあとだ。抗議に出たソフトバンクの工藤監督は、一度ベンチに戻ったあとで野球規則を握りしめ、再び球審のもとへ。審判員に球が当たった場合は試合が継続される「インプレー」であると解釈したとみられるが、結果的にはバツの悪い思いをしたに違いない。 またCS放送していたTBSは、ベテランアナウンサーが「審判は石ころと同じです」と連呼。インプレーであると説明し、解説の佐々木主浩氏も同調する意見だった。 野球規則5・09は「次の場合にはボールデッドとなり、走者は1個の進塁が許されるか、また