東京・歌舞伎町のホストクラブで新型コロナウイルスへの感染が相次いでいる。そうしたホストクラブでは客の多くが風俗嬢だという。彼女たちはなぜ体を売ってまでホストに通うのか。ノンフィクション作家の中村淳彦氏が取材した——。(第2回/全3回) 「風俗で稼げよ」ホストの一言で店長を辞めデリヘル嬢に 専業デリヘル嬢の舞ちゃん(仮名・23歳)は徳島県で“出稼ぎ中”だった。 出稼ぎとは東京や大阪など都市部の風俗嬢が期間を決めて地方風俗店で働くこと。また地方の風俗嬢が都市部の風俗店で働くことをいう。地方の風俗街やデリヘル、また違法風俗店は、地元の女の子だけでは人手が足りない。 スカウトマンを通じて全国から働く女性を集める。地方への出稼ぎは競争が少なくて都市部より稼げる、集中して働ける、お金を使わない、といったメリットがある。またアウェーの地で誰にもバレずに働けるという安心感もある。 「寮費の一日3000円が
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