PDCAは業務改善をわかりやすく説明したシンプルな考え方として、いまや一般的に知られています。言うまでもなくPlan(計画)→Do(実行)→Check(評価)→Action(改善または調整)を繰り返すことで、業務をどんどん改善していく手法です。しかし、一見単純なはずなのに、実際の仕事ではうまく回らないこともしばしば……。野村證券で数々の最年少記録を打ち立ててきた元プライベートバンカーであり、『鬼速PDCA』の著者の冨田和成氏は、PDCAには世間での大きな誤解があり、一般には知られていない奥深さがあるといいます。 何がダメなのか具体的に分析できる人はあまりいない 「今のままでは、うまくいかない気がする」 このように仕事でもプライベートでも、現状に対して漠然と不安や疑念を抱く人は大勢いる。しかし、現状の何がダメで、それをどう改善すればいいのか、具体的に分析できる人はあまりいない。 仮に分析でき