【ソウル=竹腰雅彦】韓国の政府機関、韓国放送通信委員会は4日、大統領府や外交通商省、国防省などの政府機関や韓国軍と在韓米軍、銀行、インターネット企業など40か所のウェブサイトがサイバー攻撃を受けたことを明らかにした。 サーバーダウンなどの被害は出ていないが、同委員会は、関係機関に注意を促す「サイバー危機注意警報」を発令した。 同委員会によると、ウェブサイトへの攻撃は4日午前10時に開始された。ウイルスを感染させた複数のパソコンから大量のデータを標的に送りつけて機能をマヒさせる「DDos」(分散型サービス拒否)攻撃と呼ばれる手口とみられる。 攻撃を受けた対象には、国会や韓国軍合同参謀本部、陸海空軍、韓国鉄道公社、韓国水力原子力などのサイトも含まれている。 米韓両国は2月28日から定例の合同軍事演習「キー・リゾルブ」を韓国全土で実施している。北朝鮮はこれに強く反発しており、韓国側はサイバー攻撃