アメリカにおける男女平等に大いに貢献し、2020年に死去したギンズバーグ最高裁判事という人がいる。 アメリカのリベラルからは一種のイコンともなり、彼女の人生に焦点を当てた絵本があるくらいだ。 そのギンズバーグ判事だが、彼女がとった戦略はこのようなものだ。 女性を阻む壁、一つ一つ解体した 米最高裁判事、故・ギンズバーグ氏の足跡 https://digital.asahi.com/articles/DA3S14670822.html 功績として評価を受けるのが、70年代に弁護士として率いた米自由人権協会(ACLU)の「女性の権利プロジェクト」だ。当時は、男性には認められるのに女性はだめ、逆に女性には認められるのに男性はだめ、という法律の規定が多くあった。そうした性差に基づく差別を問題とする訴訟を次々と最高裁に持ち込み、4年間で5件の違憲判決を勝ち取ったのだ。 当時、最高裁の9人の判事は全員が男