仙台駅裏にオープンしたカフェ「理科室のオルガン」。理科の実験道具などが並ぶ店内の奥に、100年前に製造された「西川オルガン」も 店名「理科室のオルガン」は、同店の女性オーナーが子どものころに苦手だった教科に由来するという。「昔は理科室と音楽室が一緒で、わたしは理科も音楽も本当に嫌いだった。でも今回、人生の再スタートとしてカフェをオープンしたので、これを機に今までのコンプレックスを全部出していこうと思った」。 店舗面積は10坪。席数は店内=10席、テラス=4席。いすやテーブル、什器やディスプレーにはオーナーが10年かけて集めたアンティークものを使用。100年前に製造された「西川オルガン」も置かれ、店内の隅で静かな存在感を放つ。「おかしな話だけど、ここにあるものはかつて自分が捨てたようなものばかり。昔は新しい物ばかり欲しがっていたのに、気付けば古い物、懐かしい物を買うようになっていた」と話すオ