オミクロン株の派生型「BA.5」への置き換わりが進み、現在、全国における流行の主力となっています。3日前後の潜伏期間を経て発症し、7日程度、症状が続くことが多いようです。 オミクロン株では、咳や鼻水、のどの痛みが混在する上気道炎型が多く、インフルエンザに似ていますが、水が飲めないぐらい痛いという方もいらっしゃいます。必ずしも発熱するわけではなく、たとえばフランスの調査では、発熱を認めたのは 58% となっていました。それより、倦怠感 76% の方が特徴的かもしれません。 筆者作図 基礎疾患や肥満などのない若い方であれば、ほとんどの場合、解熱剤など症状を緩和する内服薬のみで軽快しています。 今年1月から6月までの半年間に、沖縄県で感染を確認した50歳未満 160,668人のうち、入院を要したのは1,195人(0.74%)、重症者は15人(0.009%)、死亡は2人(0.001%)でした。 一