Tweet 2007年7月22日、7月16日の中越沖地震で被災した柏崎刈羽原発に社民党調査団の補佐として同行し、発電所構内の様子を見てきました。 立地や耐震設計等の問題点はいずれ論じることにして、とりあえず見てきた現状を報告しておきます。 火災の爪痕 中越沖地震の際には、柏崎刈羽原発3号機の変圧器から出火して、東京電力の自前の部隊では消火できずに長時間火災が続きました。 火災現場は今もすすだらけで、まだ油漏れがある状態だそうです。写真では下の方で見えませんが、漏れた油をドラム缶に受けていました。 消火ができなかった背景には、次の項目で見るように、敷地内の各所で生じた地盤変動で原子炉建屋やタービン建屋などと建屋の外部の間に大きな段差ができて消火用の配管が軒並み破断したことがあるようです。 7月22日の段階では、ほとんどの消火用配管が補修済で、真新しい配管について聞くとたいていは地震で破損した