気が付いたら年が明けてしまいました。油断すると全く記事を書かなくなってしまいすみません。 ということで、既に時機を失してしまっているのですが、次の論題発表までに全国大会の感想は書き終えておこうということで、昨年夏の高校論題について簡単に振り返っておきます。 高校決勝の所感 高校決勝戦はこちらで動画が見られます。結果は3-2で否定側の東海高校が優勝となりました。 肯定側の広尾学園高校は満期釈放者の更生のため適切に保護観察をするための方法としてGPS監視を位置づけるメリットを展開してきました。多くのチームは再犯防止を議論していたところ、更生の観点から議論するケースはありそうでなかったものであり、着眼点も内容も非常に秀逸な議論だったと思います。 特にポイントになるのは、刑期は従前のままとし、そのうち一部を刑務所での処遇に代えてGPS監視の下での社会内処遇にするというプランです。移動・行動の制限や
<< 前の記事 | トップページ | 次の記事 >> 2008年07月23日 (水)時論公論 「日雇い派遣規制 問題は解決するか」 (金子キャスター) 日雇い派遣の規制強化の動きが強くなってきていますが、不安定さや低賃金の問題は解決するのでしょうか。 検討すべき課題について、友井解説委員がお伝えします。 (友井解説委員) 雇用への不安や貧困が社会問題になっています。 昨日まとまった労働経済白書で、厚生労働省も、自ら望まないのに非正規雇用になった人の中に不安や不満が高まっていると、危機感を表しています。 先月起きた秋葉原の通り魔事件でも、将来を見通せない働き方が影を落としていました。 一日単位で契約を結んで働く日雇い派遣は、不安定雇用や低賃金の象徴的な働き方で、厚生労働省も与党も、日雇い派遣を原則禁止する方向で動き出しました。 ただ、日雇い派遣をなくすことだけで、不安定な働き方や低賃金といっ
SDS団のサイトにようこそ! 当サイトのご案内 このサイトでは、主に日本語競技ディベートに関する情報を紹介しております。競技ディベートは、何の情報もなくはじめるには難しいところもありますが、議論の構築方法など基本的な部分を知ってしまえば、さほど難しいものではありません。当サイトでは、そうした情報を提供することで、初心者のディベーターを救い、もってディベートの普及と発展に貢献することを目指しています。 また、当サイトではディベートのやり方を一通り学んだという方のために、その先について考えるきっかけとなるよう、一歩進んだ考察を試みているコンテンツも用意してあります。余裕のある方は、そちらの方もご覧になって、自分なりに批判的考察を加えていただけると、ディベートの奥深さや楽しさをより強く感じていただけると思います。 コンテンツの詳しい内容については下の目次を参照してください。 サイトの見方 コンテ
行政法講義ノー ト〔第6版〕 大東文化大学法学部における講義「行政法1」、国学院大学法学部における講義「行政法Ⅰ」、東洋大学大学院法学研究科における「行政法演習Ⅱ・行政法特殊研究Ⅱ」、および中央大学経済学部「行政法」の内容を中心としたものです。可能な限り短い時間で、行政法総論および行政救済法の基礎的部分を勉強できることを目指しています。 租税法講義ノート〔第2版〕 大東文化大学法学部における講義「税法A」、「税法B」、「法学特殊講義2A(消費税)」(2017年度より)および「法学特殊講義2B(相続税および相続税」(2017年度より)の内容を中心としたものです。 租税法講義ノート〔第3版〕 ブログの「ひろば 研究室別室 」に開設しています。 財政法講義ノート〔第5版〕 2011年度より2016年度まで大東文化大学法学部において担当した講義「法学特殊講義2A(財政法A)」「法学特殊講義2
与党で327議席。三分の二以上の議席を与党で占有したことにより、参議院の審議結果がどうであれ、与党提案の全法案が、ほぼ自動的に衆議院の議決のみですべて成立することになる。つまり、参議院は無力化し、憲法が想定する二院制は事実上消滅。 与党提案の全法案が衆議院の議決のみですべて成立するという状況は、事実上、野党の消滅を意味する。つまり、憲法が想定する議会制民主主義も事実上消滅したことになる。 その結果、郵政法案だけではなく、共謀罪創設法案、人権擁護法案、憲法改正国民投票案などの人権抑制法案はすべて無修正で成立し、全盲・両手喪失者などの障害者にも福祉負担を求めて生活費を切り捨てる稀代の福祉悪法「障害者自立支援法案」も、無修正で成立の見込み。健常者がもし事故や病気で障害者になったら死を覚悟せねばならなくなるだろう。 唯一の歯止めは、法案提出権限のある内閣を総理する、内閣総理大臣の良心だけ。それ以外
このブログにしては、異質なエントリが続くことをお許しいただきたい。前回書いたものに、ほかのブログで異論が出た。その異論の方が間違っていると考え、直接メールで書き送ったのだが、相手はその内容を取り込んで微妙に論点を修正しはじめた。立場を配慮して、間違いを深追いしないつもりだったが、やはり公表の場で書いた方がいいだろうと考えた次第である。 ポロニウム210が原爆の起爆材であったことを書いたブログエントリに、ある原子力専門家が、自分のブログで、そんなことはあり得ないと書き、代わりにラジウム226を使っているはずだと主張した。これは間違いも甚だしい。早速私はメールを送った。この人のブログは変則的で、コメントを受け付けているようでいて、コメントが掲載されているのを見たことがない。コメント書いても無駄だろう。直接メールでその間違いを詳細に指摘した。それを受けて、すぐさまブログエントリを書き直したり、新
「トヨタもセブン-イレブンも否定する経済学(5)」でも言ってるように「右上がりの供給曲線」とトヨタのカンバン方式とは相容れない。 経済学などよく知らない、という人でも、右下がりの需要曲線と右上がりの供給曲線が×状に交わった図というのは見たことがあると思います(X軸が量、Y軸が価格)。通常は、需要は価格が安ければ安いほど増える(よく買われるようになる)し、逆に供給は価格が高ければ高いほど増える(よく売られるようになる)、という含意が取り上げられますが、その他にも重要なことがこの図おいては表されています。 この図は、「経済学に刻まれた×印」と呼べるほどのもので、実際の経済にはほとんどの場合あてはまらない。
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