4.人口密度、都市空間構造とクルマ依存性 都市空間構造により乗用車の利用が大きく異なっていることを世界各都市でのエネルギー使用量との関係で示したのが、図1に示すオーストラリアのP.NewmanとJ.Kenworthy2)の図である。横軸は都市人口密度で、縦軸は私的自動車(ガソリン車とディーゼル車)による燃料消費量から推定された人口1人当たりの私的交通エネルギー使用量で、自動車への依存性を表すと解釈できる。両者の相関は高く、人口密度が低い米国諸都市ではエネルギー使用量が極めて大きく、次いでオーストラリアとカナダの諸都市、そしてヨーロッパ諸都市、アジア諸都市となっている。 クルマの利用率の大きさは、所得とクルマ保有率、都市規模による公共交通サービスの充実度などによっても異なることから、この図の解釈には注意が必要であるが、マクロ的にみて都市人口密度で示される都市の空間構造が大きな影響を与えて
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