2013年8月14日のブックマーク (1件)

  • 村上春樹と「学生運動」

    『村上春樹の隣には三島由紀夫がいつもいる。』を刊行してずいぶん経った頃、あるウェブサイトに次のような文章が掲載されました。 《この佐藤幹夫さんのは、村上春樹の小説を、「三島への挑戦」という観点から読み解いていて示唆に富むのですが――ちなみに、佐藤さんによれば『ノルウェイの森』は『春の雪』への挑戦です。なるほど、ある種の「美学」という点ではよく似ています。『春の雪』もぜひご一読ください――しかし正攻法に解釈するなら、この散歩コースは、60年代後半から70年にかけての「学生運動」の故地めぐりです。》 (「神保町文学散歩」by深津 http://osanpo-jimbo.com/bloggak/2026) 文中の「この散歩コース」とは、私が『ノルウェイの森』のなかで、「僕」と直子が歩くコース――「〈四谷(三島の生家)―(市ヶ谷・自決場所)―飯田橋―(靖国神社・英霊)― 御堀端 ―郷(東京大学