三重県志摩市が公認した海女キャラクター「碧志摩(あおしま)メグ」をめぐり、市内の海女らが公認撤回を求めていた問題で、大口秀和市長は5日、市役所で会見して公認撤回を表明した。キャラクターを考案したモータースポーツ運営会社の浜口喜博さん(39)から撤回の申し出があった。 市は9月に各地域の代表海女24人の意向を調査し、約3割が公認取り消しを求めたという。大口市長は「全ての海女さんたちに応援していただけないことを考慮し、申し出を受けることにした」と説明した。 会見に同席した浜口さんは「全国のファンからたくさんの応援の声を聞き、デザインを変更すべきでないと判断した」と説明。今後は市非公認の「伊勢志摩海女萌(も)えキャラクター」として展開していく。 キャラクターをめぐっては8月、海女らが「女性を蔑視した性的な描写で海女を侮辱している」と指摘し、市に公認撤回を求めて309人分の署名を提出し、市は対応を