宝塚が生み出す新たな「戦国BASARA」は,蘭寿とむさんが演じる真田幸村を中心とした物語に――宝塚歌劇 花組公演「『戦国BASARA』-真田幸村編-」の制作発表会をレポート ライター:御簾納直彦 カプコンの「戦国BASARA」をテーマにした宝塚歌劇団の公演「ミュージカル・ロマン『戦国BASARA』-真田幸村編-」が,2013年6月15日から7月1日にかけて,東京・渋谷の東急シアターオーブにて上演される(関連記事)。 同公演は,武田軍の若武者「真田幸村」(蘭寿とむさん)を主役に,武田信玄の宿敵である「上杉謙信」(明日海りおさん)との戦いや人間ドラマを主軸としたものとなる。また,オリジナルのヒロインとして登場する「いのり」(蘭乃はなさん)は,幸村に密かに想いを寄せる幼馴染という設定だ。 物語 時は戦国時代―。様々な群雄が割拠し領地争いにしのぎを削る中,甲斐の武田信玄と越後の上杉謙信もまた,互い