この節では、GHCがどんなファイルを見つけ、どんなファイルを作るか、それらのファイルはどこに置かれるか、この振る舞いに影響を与えるオプションは何か、を解説する。 この節は階層的モジュールを念頭において書かれていることに注意。(7.3.5. 階層的モジュールを見よ) 階層的モジュールはHaskell98への拡張で、モジュール名がドット「.」を含むことができるようにする。したがって、非階層的なモジュールは、モジュール名がドットを含まないという特別の場合になる。 パス名に関する慣習はシステムごとに異なる。特に、ディレクトリの区切りはUnixシステムでは「/」であり、Windowsシステムでは「\」である。以降の節では、一貫して「/」をディレクトリ区切りとして用いる。あなたのシステムにおける適切な文字に置き換えて読んでほしい。 全てのHaskellソースモジュールは専用のファイルに置かれているべき