PDCAの実行フェーズでは、組織でいえば解決案を業務フローに落とし込み、チームであれば担当者にアサインし、行動スケジュールも切って予定通りにやりきることまでを含む。こう書くと比較的理解しやすいだろう。ただ、実際にこれから説明に入るにあたって紛らわしい用語があるので先に整理をしておく。 実行フェーズで最初に行うことは、前回の計画フェーズから受け継いだ解決案(課題解決のための方向性)を実現するために必要なアクションを考えることだ。このアクションを、本書では「DO」と表現する。 (本記事は、冨田 和成氏の著書『 鬼速PDCA 』クロスメディア・パブリッシング(2016年10月24日)の中から一部を抜粋・編集しています) 計画をうまく行動に移せるケースとそうでないケース 例えば、「会社の数字に強くなる」という解決案をDOにすると「簿記の本を読む」といったものが出てくる。 しかし、DOのままでは実際