人前で話すことが少し好きになった気もするけど、やっぱり難しいと思うことの方が多い。 きっかけは希望学の釜石調査。調査をするばかりでは、地域のみなさんに申し訳ない。少しでも還元しようと、出前講義のようなことをするようになったのが、一般の方の前で話すようになる端緒であった。 最初の頃は、結構悲惨だった記憶がある。地方でお話しさせていただく場合、やはり参加者は高齢の方が多い。少しでもぼんやりした話をすると、みなさん気持ちよく眠ってしまう。なんとかしようと思えば思うほど、どつぼにはまる。やっぱり難しい。 お手本にしたのは、職場の同僚Gさん。しかし、この人はやはり天才であり、なかなかまねできない。同じネタを話しても、僕がやるとどうもうけないのだ。 大切なのはまず、話す本人が楽しそうに話すこと。なんだかよくわからないけど、この講師、楽しそうだなと思うと、みなさんも少しは聞いてみようという気になる。その