TISの社内ベンチャーであるSonicGardenはSaaS(ソフトウエア・アズ・ア・サービス)型で提供する商用サービスの開発にアジャイル開発手法を活用している。コミュニケーションの取り方を工夫することで、継続的にサービスを改善し続けても技術者が息切れしないような体制を作っている。 SonicGardenのカンパニー長を務める倉貫義人氏は「アジャイル開発はSaaSのビジネスモデルと非常に相性がよい」と言い切る(写真)。その理由を「利用者の満足度を維持するためには、SaaS提供者は市場ニーズや競合製品の動向を見ながらスピードを持ってサービスの機能拡張を続ける必要がある。要件を素早く柔軟に取り込めるというアジャイル開発の特徴が生かせる」と説明する。 実際にSonicGardenは2008年11月から企業内で利用するSNSソフト「SKIP」をSaaSで提供している。現在のバージョンアップの間隔は