大阪府警は14日、同府摂津市千里丘1丁目の自称僧侶、吉田健一容疑者(36)を覚せい剤取締法違反(使用)の疑いで逮捕したと発表した。曽根崎署によると、吉田容疑者は3月4〜14日ごろ、覚せい剤を使った疑いが持たれている。容疑を認めているという。 捜査関係者によると、吉田容疑者は3月、JR大阪駅前で托鉢(たくはつ)中に突然、通行人の女性の頭を締め付けてトラブルになり、その際、採取した尿から最近になって覚せい剤反応が確認されたという。 吉田容疑者は聖護院門跡(京都市左京区)で山伏修行中の在家信者。同寺によると03〜06年ごろ、1カ月に2回ある講習会に参加したことがあるという。