部員同士で平手打ちを 愛知県立高ラグビー部顧問:社会:中日新聞(CHUNICHI Web)愛知県の県立高校で今年２月、ラグビー部顧問の男性教諭が「大会への気合が足りない」として、部員２人に命じて別の部員１人の顔を平手打ちさせていたことが分かった。県教委は、体罰と判断する一方、懲戒処分より軽い内部処分の文書訓告にとどめ、公表していない。 県教委によると、匿名の電子メールが３月に寄せられ、事実関係を確認した。高校側の調査によると、教諭は校内グラウンドでの練習後、集まった部員らに大会の目標を順番にただした際、たたかれた部員の答えを「通り一遍」と感じ、同級生２人に１発ずつ平手打ちさせた。 教諭は「奮起を促したかった」と体罰を認め、同級生２人を使った理由を「仲間に迷惑を掛けていると認識させ、成長させたかった」と釈明。これに対し、たたかされた２人とたたかれた１人は双方とも「つらかった」などと心痛を訴えた。教諭は部員や保護者らに「思いが至らなかった」と謝罪した。 処分は県教委内の人事考査委員
