人によってマスタリングは神秘であり、またレコード制作における基本的部分であることもあります。 今月はニューヨークの、あのSterling Soundを訪ね、著名なマスタリング・エンジニア数名と話し合いました。 Sterling のChris Gehringerは「マスタリングの概念は、個々の楽曲のレベルを上げ、それ自身を優れたサウンドにするだけでなく、全てがアルバムとしてまとまるよう にすることです」と語ります。 「プロジェクトによっては全曲が同じスタジオで、同じエンジニアとプロデューサーのもとでミックスされるため、統一感のある サウンドになっています。 その一方で、異なるスタジオで異なるプロデューサーとエンジニアが作業を行った結果、14種類のサウンドで構成されることになっ たアルバムも膨大にあります。 こうした場合に、まさにマスタリング・エンジニアの出番です。 異なるミックス