フィンランド航空の思い出 フィンランドといえば、白夜の国、サウナというイメージがありますが、訪れた方はあまり多くないと思います。 筆者は冷戦時代この国を頻繁に訪れました。(主にトランジットですが) 欧州諸国を訪れるには、ロシアの上空を飛ぶのが最も近道ですが、冷戦時代、西側の飛行機が上空を飛ぶ事をソ連が許さなかった為、アラスカのアンカレッ経由20時間近いフライトを余儀なくされていました。 そこへヘルシンキ経由のルートが加わり、一気に欧州へのフライトが短くなった事を覚えています。 その後、ソ連が西側の航空会社に上空を飛ぶ事を許す様になったので、ヘルシンキルートを利用することはなくなりましたが、随分フィンランド航空にはお世話になりました。 それでは何故フィンランド航空は西側航空会社に先駆けて、ソ連上空の通過権を得る事ができたのでしょうか。 それはフィンランドがコメコン(ソ連をリーダーとする東側諸