プレイ情報について考える前に、まずプレイ情報を模索する上での「スタンス」について幾つか述べておきたい。プレイ情報を模索する目的は、プレイヤーが出来るだけ早くゲーム(あるいはそのゲームのゲーム性)を把握してもらうことにある。どんなに面白いゲームでも、ゲームを始めていきなりその面白さがプレイヤーに伝わることはほぼ不可能である。ある程度、そのゲームを把握する(良いゲームはこの把握する段階すら楽しいわけではあるが)ことによりその面白さを知ることが出来るわけである。当然、そこまでいけば知りえたであろう面白さを目前にして、ゲーム開始当初の敷居の高さ、プレイのしづらさによってあきらめてしまうことも多い。簡単に言えば、プレイ情報はこの面白さを知ってもらうまでの敷居を低くするための情報といえる。「折角作ったゲームなのだから、買った人全てに楽しんでもらいたい。」そう願う人にとって、プレイ情報の存在を知ることは