「女装男子」が急増中 メード募集に殺到 若い男性の間に女装がブームの兆しを見せている。「女装男子」のメード喫茶や指南書も出現。東京の街角ではスカートをはいた男性も見かけるようになった。ファッション感覚で楽しむ人が増えていることや、世間の抵抗感が減っていることが背景にあるようだ。 「おかえりなさいませ、ご主人様」。東京・秋葉原のメード喫茶「雲雀亭」に少しだけ野太い声が響き渡る。メードたちは、全員女装をした男性。カツラやメーク、フリルがついたメード服で変身し、接客する。 きっかけは、約2年半前。オーナーが経営する別のメード喫茶でメードに欠員が出た。仕方なく、男性スタッフが女装して接客すると、「おもしろい」と評判となった。 去年1月、雲雀亭をオープン、月数回、不定期に営業している。客の6割は男性。メード長の紗厘茶餡(さりん・ちゃあん)さんは「女性慣れしていない男性客も“同性だから”と気兼ね